数字に強い

ワタクシの仕事には年間の波があって、事業プランニングの時期、実行計画策定の時期、活動管理、評価といった流れが一年を通じて流れるのだが、今はちょうど来年度の事業戦略の概要を作り始める時期にある。

こういう時期は、おそろしい量の情報インプットと、それを基にしたフレームワーク作りや、事業展開&収益シミュレーションのオンパレードとなるが、一貫して求められるのが「数字力」だ。

例えば、このようなプランニングの作業というのは、今流行のフェルミ推定という考え方にあるように、ある仮説や問いに対して、あらゆる要素やファクトを数字にしながら、将来予測の精度を上げていくプロセスに近い。
つまり、○○と仮定して〜とか、○○を前提にすると〜等というように、様々な場合に応じて数字を使いながら将来を予測するわけである。
よって、ロジカルシンキングはもちろん基本となるが、そのロジックを展開するにも、ビジネスは数字で動くわけなので、数字に対する強さというのはこれまた重要なのである。

で、ワタクシの場合、会議でいつも、壮大な桁の数字とか(0が10個近くついたり)、さらにそれが英語⇒日本語と会議で激しく変換されながら飛び交ったり(○ビリオンYen、ミリオンYeと言っていたかと思うと、すぐそれをドルだといくらだ?とかいう質問に即答しなくてはならなかったり)すると、頭が相当混乱してくる。次第に疲弊してくる。ついには逃げ出したくなる。
こういうときにサクサクと数字を切っていける人はすごいなぁといつも思うわけです。

数字力は、つまるところ慣れなのではあるが、自分のやっているビジネスで出てくる数字を直感で把握して、すぐに頭でシミュレートできると非常にパフォーマンスが増すわけであり、この数字力が強いひとは当然頭が切れる人とされる場合が多い。

特に外資系企業ではこの傾向が強い気がします。
なぜならば、欧米人は小さいときから会計、ファイナンスの知識を学ぶ機会が日本人に比べると圧倒的に多い。
外資の銀行口座の明細書なんか貸借対照表形式で記載されていたりしますから。

数字にめっぽう強いインド人がうらやましいっす。