好きな事で食べていく。

好きなことを追求し、人生の多くの時間を注ぎ込んでもなんら苦にならないような
分野で、いきいきと仕事をしている人というのは、本当に輝いて見えます。
もちろん、好きな事を貫き通している人でも、当然苦楽はあるでしょう。
しかし、心底好きな対象であれば、疲れも違ってくるものだと思います。

一方で、日本という社会においては(もちろん日本だけではないが)本当に好きで好きで仕方ない事を
仕事にしていくことができるのは、ごく一部の環境や能力に恵まれた人だけなので
はないかと感じている人が多いのではないでしょうか。

例えば、ワタクシはサーフィンを筆頭に、スポーツが大好きで、寝食を忘れてでも
それらをしていたいものです。

しかし、なかなかそうは問屋が卸しません。稼がなくてはならないし、老後まで食って
いかなくてはならない。結婚もして、子供も育てて行きたい。

だから、好きな事は趣味にし、仕事は仕事。多少の我慢やストレスを溜めたって、週末にとても
楽しい趣味が待っている。これを糧にがんばれば、結局仕事も趣味もどちらにもハリが出てくる。
この両輪どちらもあるからこそ生活が活き活きしてくる。

これはワタクシが今まで信じきってきたバランスの取れた生き方


しかし、どうなのでしょう。

本当に輝くには、仕事(収入)と好きな事(志向性)と才能(適性)が自然に融合した状態が必要なのではないでしょうか。

たとえば、特に我々日本人(年齢、地域により大きく差がありますが)は、小さい頃から、「してはいけない」「〜べき」「しなくてはならない」ことを重視されてきた傾向があります。

学校のテストで低い点数を取ってはいけない。近所の子供に負けてはいけない。受
験で失敗してはいけない。名の通った学校に入るべき。会社に入ったらそう簡単に転職なんかしてはいけない。会社の命令はなにはともあれ従うべき。などなど。

好きなことを貫いている人の多くは、これらの制約などはなから気にかけません。

ワタクシは、たまたまカリフォルニアに住んだ経験があって、あちらの人々と日本人
を比べて大きく違うなと実感したのは、いろんな制約や建前や、ブランド意識やらと
いった複雑な感情で、本当に好きな事をしたい!という衝動を、自分自身で知らず知らずのうちに押さえ込
んでしまい、それに気づいていない人が日本人には割かし多いということです。

仕事(収入)と好きな事(志向性)と才能(適性)の両立。

これは、現代に限らず、人間の人生における永遠のテーマであります。

この永遠のテーマを探す旅において、暗中模索する日々の思考や行動を、できるだけ文章にしていきたいという思いが
そもそもこのブログを書く大きな動機となりました。

今やインターネットは時空を超えて、地理的制約を殆ど受けずに知識、知恵、見識が飛び交う事を可能にしました。

よって、ワタクシも世界中のあまたある情報、知恵、知識に接する事で、少しでも自己を振り返り、早くこのテーマに対する自分自身の答えを導き出したいと思います。