報連相

新入社員にはお決まりの如く教えられるこの言葉。非常にうまく表現していると思います。

というのも、我が家にはかれこれ1ヶ月以上フランス人の女性がホームステイしています。
そもそも弟と共同生活していた上に、さらに弟よりも若い新入社員級の、しかもフランス人とあって、この一ヶ月それはそれは相当なストレスも感じました。

言葉(お互い第2外国語)もあるし、生活様式も全て違うし、食べ物の好みもぜんぜん違う。
また、仔細に渡る基本的考え方がまったく違うので、友達としてちょっと会うのとは、わけが違う行き違いを嫌というほど経験しました。
とはいえ、本人はとても日本好きですし、良い子なのです。

ここでいちいち書くことはしませんが、これはホームステイのホストを経験した人にしかわからないでしょう。

先週は、そのギャップが頂点に達したため、懇切丁寧に説明しました。
案の定、こちらは懇切丁寧のつもりが、向こうにとっては「Terribly Strict」であって、ついには泣き出してしまいました。
ワタクシはさながら、まったく世代も生きる世界も違う10代の娘を持った心境に陥りました。
しかし、きっと娘を持つとこういうことになるのでしょう。

ワタクシは、似非優しい言葉や、似非優しい態度など、おおよそ偽善者と思われる言動は大嫌いなので、言うべき点はストレートに言ってしまいます。良い点は良いが、ここはおかしい。日本に将来住みたいのなら、そしてその為に来日したのなら、それこそもっと日本語を勉強した方が良いし、生活習慣(後片付けとか、シャワー無駄使いしないとかそんな瑣末なこと)など等。親ですよ親。(笑)

そりゃ、そういう類の事を言う側のほうが言われる本人よりよっぽど気を使います。おまけに理解してもらえないと、それはかなり疲れます。
しかし、そのほうが長期的に見て本人の為になると信じているからなのですが。
これが、やっぱりプライドのあるフランス女性にとってはそうとうなカウンターパンチらしいのですね。

しかし、その一件以来、やっぱりコミュニケーションが一番大事という話になり、報連相の話をしてあげたところ
それ以来、律儀に報連相してくれるようになりました。
「これで世界中どこにいっても生活できる。なぜなら日本は世界一礼儀正しい&厳しい国だから」等と言っている点、まだまだ。。なところ大有りなんですが 苦笑

まぁ、あと3週間温かくサポートしてあげようと思います。

何事も報連相大事ですね。親しき仲にこそ礼儀ありですね。