札幌出張

今日は日帰り札幌出張です。

宿泊でないところが一層疲労を貯めてくれますが、まぁオフィスにじーっと座っているよりは性に合ってます。

空港ではちょっと前に食品偽装問題で大いに凶弾された「白い恋人」が所狭しと売られていました。

ところで、偽装問題がこれでもかという位日本で噴出しましたが、多くの人々は「嘘はけしからん」と思い、マスメディアの論調に同調していたと思いますが
ちょっと変わったあたくしは、日本のメディアのちょっとストーカー!?みたいな騒ぎようにうんざりでした。

アメリカに住んでいた事があるからかもしれませんが、もしアメリカで同じ事件が起こったら、あそこまで絶対騒ぎません。

なぜならアメリカには「at your own risk」(大人なんだからみんな自分で考えて、自分でリスクを取る覚悟をもって行動しよう)という考え方が普通で、すべての物事に浸透しています。
たとえば、海でもどこでもそうですし、スーパーで売っている食品でも賞味期限はあまり気にしません。
そんな表示より、自分の嗅覚や見た目で肉や魚を確かめながら選んでいる人が多かったと記憶しています。
嘗ての日本でもきっと主婦はそうしていたことでしょう。
つまり、アメリカでは消費者はモノを買う時にも自分でも多少のリスクをとる一方、日本人の場合多くが、賞味期限や産地を記載するメーカーに、ある意味リスクを丸投げし
何か問題が起こった時には一斉にメーカー叩きをするのです。

しかし、よくよく考えてみると、こういった行動は実は「ものをよく考えない」態度から来ていると思います。
ウソはよくない、偽装はよくない、というマスコミの、さも正しカランな論調に「そーだそーだ!やれ謝れ反省しろ!」と言っている百姓一揆のようです。
神経質で細かくて、ヒステリーチックな消費者反応は、世界では日本特有です。A型民族だから?? 笑

耐震偽装にしても、犠牲者の気持ちは大変わかりますが、そもそも3割以上の激安物件を購入する時点で、なんらかのリスクを抱えている、これを買う事は自分でリスクをとることになるのだ、と海外の人なら考えますが日本人はそーではありません。
安かろう悪かろうを売りつけたやつらが悪い!となります。
意思決定して買ったのは本人なのですが。。

反面、このような消費者態度は結局高い消費者価格となって跳ね返ってくるのです。

例えば、以前大手製紙メーカーが「グリーン再生紙」というマークをつけて販売していたがそれが実は再生紙ではなかったという偽装製紙事件があったが、
政府もマスコミもやれここぞとばかりにやり玉に上げて、この紙を回収させた。
確かにウソは良くないので注意勧告程度にすればよかったものを、食品でもない、「ただの紙」をなぜ回収しなければならないのかまったくもって???だ。
膨大な資源の無駄遣いもいいところです。

と、お土産コーナーで考えたりしました。


おまけ

あるところで面白い写真を発見しました。