WBC韓国に勝ちました。

今日は祝日ですが、朝から一日仕事に没頭しておりました。
自分の家のでかいパソコン画面でくつろぎながらやると仕事はかどります。人それぞれスタイルがあるはずなので、あたくしは在宅勤務などフレキシブルな働き方大賛成です。

仕事をしていたら気づきませんでしたが、日本は韓国に勝ちましたね。
しかし、これで何度目? たしか3度目ですよね、日韓の対戦は。なんでこんなにしつこいのでしょうか、高校野球みたいにシンプルに負けたら負けにすれば潔いのに
そこは興行収入が必要なビジネスの世界ですから、こういった複雑な仕組みにするのでしょう。

そういうことより、私は素直に原監督のイチローへのコメントに感動しました。

イチローWBC前から、週刊誌などで、「独裁者」とか「イチロー流」とか、さんざんバッシングされてました。
つまり、原監督をないがしろにして完全にチームを独裁し浮いている存在であり、チームはまとまりに欠けていると。

そして、そんなバッシングを助長するかのような絶不調。本当に打てませんでした。

が、今日、やっと安打がでました。

世界の天才イチローも人の子、そうとう悩んだようで、「折れかけていた心が、、」と語っています。

そんなイチローを原監督は

「彼は野球界で伝説の人で、(並の)人間にはないタフさをもっているのかなと思った。今日の喜びようを見て、彼も人間なんだなと思った」

とコメントしています。

原監督自身、巨人時代に打てない打てないと、マスコミからさんざんバッシングされる屈辱を味わってますのでイチローの気持ちを本当によく理解してあげられたのでしょう。

ストーリーができすぎていてこのまま2度目の優勝を飾りそうな気配ですが、、

原監督自身の名誉挽回場面をぜひどうぞ。

1989年 日本シリーズ近鉄

近鉄の吉井は、原辰徳の前の4番打者クロマティを敬遠し、第4戦までまったく安打を打てなかった原と勝負する作戦にでた。
が、原は意地を見せ、低めの直球をうまくすくい上げて、なんとこのシリーズ初安打となる満塁本塁打を放ったのだ。


ダイヤモンドを駆ける時、何度も何度も両手を上に突き上げ、喜びを表現した原。
いくら不調だからといって、自分の前の打者が敬遠されることは最大の屈辱だったはずで、実況では「汚名返上です、名誉挽回の一発!」と叫んだ。原の一発を
待っていたファンたちには、大きなウエーブが起きた。

試合後のヒーローインタビュー、原はこう言った。

「本当はわんわん泣きたいくらいですが、まだシリーズが残っているので。皆さんの大きな声援が、本塁打を打たせてくれました」

この原監督が、今日のイチローを見て、きっとこのときの記憶を思い出しているのではないでしょうか。

感動しますね。