英語は力なり

すべてこちらのWEBサイト記事からの引用です。

霞ヶ関より外資

 「霞が関けって 外資系企業へ」の記事によると、学生の官僚離れがかなり進んでおり、逆に外資系を中心とした民間企業を目指す学生が増えているとのことです。人事院が2007年6月に行った東大など10大学の法学部生に対する就職志望先調査によると、1位が当然ながら法科大学院で35.2%、2位が民間企業で34.6%、3位が国家公務員で民間企業の半部以下にあたる13.6%となったそうです。キャリア官僚への関門となる国家公務員採用I種試験の申込者数も1996年以降半分レベルに落ち込んでいるそうです。それでは日本トップレベルの学歴をもつ学生達がどこへ向かうかというと、外資系企業など実力主義の企業を選ぶ人が増えているようです。外資系金融などの実力主義の世界で生き残り、30歳で数千万円の年収をかせぐ道を選ぶようです。

英語力と年収

 プレジデントファミリー2008年5月号に、「英語が喋れると、年収が高くなるのか?」という記事があり、英語という切り口で年収の違いを比較しています。ファミリー向けの雑誌なので、「子供にとって英語は将来必要か」という観点から書かれています。でも、転職者にとっても面白いデータが扱われています。この調査は、現在職に就いている人のうち、TOEIC760点以上レベルの「英語ができる人」を対象にしています。調査の結果、全国の30、40代の平均年収と比べると、男女いずれとも、英語ができるグループの平均年収のほうが、200万円程度高いことが分かりました。大卒者に限定した調査でも、同じ傾向になったようです。

・全国平均年収: 494.6万円 → 英語ができる人: 704.0万円
・大卒限定: 638.2円 → 英語ができる人: 711.2万円

 この調査で注目したいのは、TOEICの点数別の年収差です。約1000人を対象にした小規模な調査(うち男性が6割)ながら、TOEICの点数と年収が比例している傾向がつかめます。

TOEICのスコアと年収差:
TOIEC点数 男性年収 女性年収
960-990点 891.3     647.1
900-960点未満 939.6     475.4
860-900点未満 930.4     517.9
800-860点未満 854.9     494.7
760-800点未満 855.6     494.1
760点未満 720.1     439.4

ところで、仕事で心が折れそうになったときの特効薬はやっぱりこれですね。